きなこのゆるゆる養生日記

胃弱&自律神経失調気味な主婦の日々の記録

「手がかからない子」という誉め言葉

 こんにちは、きなこです。

 

 雨です。家でのんびりできる口実ができていいですね(^_-)

 仕事や学校がある方々、本当におつかれさまです。

 

 今日は、子育てしていて感じることについて書きたいと思います。

 

 タイトルにもありますが、「手がかからない」という言葉って、誉め言葉だと思いますか?

 

 3人姉妹の真ん中として育った私は、親や親せき、先生から、よく「手がかからなくていいね。」と褒められて(?)育ちました。

 

 当時はあまり気にしていませんでしたが、高校生くらいから、「これって、あまり手をかけられずに育ったってこと?」という疑問をもつようになりました。「手がかかる子ほどかわいい。」と、学校の先生もよく言っていた。私は、かわいくないのか?と。

 

 マイペースな姉、勝気な妹にはさまれ、小さいころから中間管理職のように空気を読んで生きてきました(笑)。

 

 例えば、誰かがくださった3人分のお土産があれば、「一番人気のものは、絶対自分の物にはならない。」と理解し、「2番目に人気のもので手を打つ。」「自分は、何でもいいからみんなが先に選べば?」みたいな考えで生きていました。

 

 平和主義者だったんですかね(*^^*)それは、今でも変わりませんが。

 

 そんな風だったので、自分を主張することなく、怒られそうなことはあまりせず、確かに「手がかからないいい子」だったかもしれません。けれど、誰かにすごく怒られたり褒められたりした記憶もありません。家でも学校でも、存在を消すのが得意でした(・_・;)

 

 そのせいか、大人になっても「自分の好きなものが分からない。」「優柔不断。」「アピールが下手(特に仕事でよく言われました。)」「自信がない。」という弊害がでてきて、なかなか苦労して生きています。

 

 ただ、先日ブログにも書いたようにHSP気質」がありそうなので、もしかしたらそうした自分が持って生まれた気質のせいで苦労しているのかもしれませんが…。

 

 育児に話を戻しますね。

 

 我が家の娘も、赤ちゃんのころから「手がかからなくてママは助かるねぇ。」と、親せきやママ友なんかに言われてきました。

 

 でも、娘はおっとりしているけど、けっこう繊細なところもあって、夜泣きもずいぶん大きくなるまで続いたり、私自身体調が不安定だったりして、自分的には白眼を剥くくらい必死で育児していたのです。

 

 確かにやんちゃな男の子や、2人3人育てているママを見ると、「私なんかが疲れたって言ってはいけないなぁ。」と思って、あまり弱音を吐けませんでした。「手がかからなくていい」という言葉にとらわてちゃってましたね…。

 

 実際、通っている保育園でも、かなりおとなしい様子。あまりしゃべらないし、感情が表情に出にくい子でもあるので、マスクをつけると完全な無表情…(^^;)

 

 そんな娘も年長さんになり、4月からダンスを習い始めました。踊るのが大好きなので、いい習い事を始めたなと思っています。

 先日、ダンスの先生と話しているときに、私が「この子目立たないし、表情に出ないけど、ダンスが大好きで保育園でも褒められたんですよー。」と言ったら、「お母さん!そんなこと言わないで!目立たなくないよ。覚えは早いし、身体も大きいから人一倍目を引くよ!」と、はっきりと言われました。

 

 ダンスの先生ですから、きっと自分のやりたいことを仕事にがんばっていらっしゃる。子どもたちに自信をつけさせたいと思って、指導してくださっている。ありがたいと思うと同時に、「大人しい、目立たない子」と、親である私自身が一番思い込んでいたんだと気づきました。

 

 自分と娘は、当たり前だけど違う人間。でも、自分と似ているところ(特に短所)が気になってしまい、自分と重ねてしまう。

 これからもきっと、子どもが成長するたびに悩むことがあると思います。

 

 でも、これだけは。

 生まれた瞬間から、たった一人で生きられる人間なんていない。みんな、周りの人から愛され、手をかけられてきたから大人になれたし、社会人として仕事を続けることもできた。結婚することもできた。

 

 自分は、決して「手のかからない、愛情に満たされない子」ではないんだと、思います。何より、子育てをしている今が一番、高齢の両親にめちゃめちゃ手をかけてもらっている(笑)。大人になってからのほうが、親との関わりが濃くなったかな(*^^*)

 

 うまくまとまりませんが、思ったことを書いてみました。

 

 最後に、今日のおやつ☆

ホットバナナミルク
(バナナはスプーンでつぶして。ゴロゴロした食感が楽しめます(笑))

 今日も読んでいただき、ありがとうございました。